8月7日(木)晴れ 昼
日頃の疲れをとるためにマッサージ器を購入した。
早速使用してみると、意外なほどに気持ちいい。
これは良い買い物をした……あの悪魔さえいなければ、素直にそう思えていただろう……
俺が気持ちよさそうにしていると、あろうことか夢美が関節を極めて、奪い取ってきた。
なんたる所業……悪魔でももう少しマシな奪い方をしてくるだろう。しかも、使いながら眠りはじめる始末……
奪い返そうとして、もたれかかられた俺はどうすれば良いんだ?
「んぅ、もっと……マッサージしてよぉ……」
「気持ちよくして……あたしを満足させてぇ……」
……この娘は色っぽい声で何を呟いているんでしょうか?
あいにくと、俺は紳士なので、そんな誘惑にのることはせずに、我慢を……
できませんでした……意志の弱い俺を許してください……
Hなことじゃないんです。あくまでこれはマッサージで……
「そう、そこぉ……んっ、いいよぉ、気持ちいいよぉ……」
「ふぁっ、お、おまたが……んっ、気持ちよくなって……んふぅ……」
はっ、ど、どうしよう……ついマッサージ器が夢美の秘密の場所へと触れてしまった……
こ、これ以上すると、さすがに目を覚ましてしまうのでは無いだろうか……
ダメだダメだと思いつつも、俺の手は激しく夢美を刺激していく。
夢美は振動が伝わるたびに体を小刻みに震えさせ、絶頂へと上り詰めていっているようだ。
こうなったら止まることなどできません……欲望に負けてしまった俺を許しておくれ……!
「んふぁぁぁっ、だ、ダメだよぉ……! 気持ちよすぎて、おかしくなるのぉっ!!」
体を激しく痙攣させて、夢美は絶頂を迎えてしまったようだ。
……またしても、やってしまった……
後悔先に立たず……この言葉の意味を、もっと深く理解しなければ……
ま、まあ……幸いなことに、夢美は目を覚ましていなかったので……今日のところは、良しとしよう……かな?
ダメなんだけどね……