8月26日(木)晴れ 昼
もはや安寧の地は無くなった……
俺に残された道はトイレの中で、カマドウマのように生息するぐらいのものだろう。
だから今日も俺はトイレに籠もっていた。ひとときの安らぎを求めて……
だが、あろうことか……やつはこんなところにまで現れてしまった。
俺の心の平穏を崩壊させる、妹……夢美の魔の手……いや、寝の手が!
正直言って何をされたのか全く理解できなかった……
やつは俺がトイレに座り込んでいると、突然トイレに入ってきて俺の上に座ってくれやがりました。
この時点ですでに正気の沙汰じゃありません。
「んんぅ、今日のトイレ……座るところ、あったかぁい……」
「それに……んっ、おまたも……なんだか、んぅ……あったっかくて……」
ははっ、それはそうでしょうよ……夢美、きみが座っているのは俺の股から太股にかけて……ええ、人肌は暖かいでしょう……
それにね、きみの大事な部分には、俺の大層立派なブツが触れているんですよ?
暖かいに決まって……ってちっが~~う!!
お、恐ろしい……無意識のうちに頭が考えることを拒否していたようだ。
理性がハッキリしている今が好機……これ以上はまずい……夢美には悪いが、叩き落とさせてもらおう……
「んぁ、で、でも……んくぅ、ちょっと、んっ……座りにくい、かな……?」
「こ、こうして……んっ、位置をずらして……んぁ……」
ははっ、ムリムリ……これは我慢できないって……
俺もね……兄である前にひとりの男ってわけなんですよね……
ごめん、不甲斐ない……意志の弱い俺を……許して……
くれなくても良いよもう! 俺は我慢できないんです!
「んひぁっ! な、なに? きゅ、急に熱くなって……んぁっ!」
「こ、これ……ウォシュレット、んくぅ、なの……? き、気持ち良すぎて……んひぅっ!」
挿入して一気に発射……いや、念のため言っておきますけど、挿入してから割と熱血してました……
……す、すすすす、すいませんでしたぁ!!
ま、まさかここまで理性を失うことがあるなんて……
なんだか、処女を奪ってから、どんどん歯止めが利かなくなってきているような気がする……
こ、こんなんじゃダメだ!
夢美は妹なんだぞ!
夢美は妹・夢美は妹・夢美は妹・夢美は妹・夢美は妹・夢美は妹・夢美は妹・夢美は妹……
よ、よし……なんとか平静を取り戻した……
でも、疲れた……俺が安静に過ごせる環境を……ください……
いや、マジで……